赤トロンがなかなかおもろい話
お久しぶりです。
日々に忙殺されてブログ更新はおろか、動画投稿すらおぼつかない筆者でございます。
そんなことは置いといて、今回の話は「赤トロン」。
赤トロンと言えば…
これとか、これとか…こういうイメージがあります。
少し古いですが、動画だとこんな赤トロンがあったりします。
赤らしいボードコントロールに振り切ったデッキですね。
少し話は変わって、視聴者の方が赤トロンに挑戦した記録を、ブログにしてくださりました。
bigredmagmatetsuo.hatenablog.com
おもしろく拝見させていただきました。
やっぱり誰かがデッキを作っていく様子はこっちまでワクワクします。
この《マグマの噴流》ってカードなんか、知らなかったんですが良いカードですね。
2占術……《卑下》……
赤ってファクトシナジーもあるし面白いことできそうです。
ということで!
私も青トロンを回す傍ら、赤ハルクマンさんの赤トロンをベースに、
自分なりの赤トロンを考えてみました。
リスト
1 Sokenzan, Crucible of Defiance
1 Sundering Titan
2 Sacred Foundry
2 Anger of the Gods
1 Phyrexian Dragon Engine
4 Trash for Treasure
2 Valakut Awakening
2 Wish
1 Dead/Gone
1 Inferno Titan
1 Combustible Gearhulk
2 Scalding Tarn
3 Urza's Tower
3 Urza's Power Plant
3 Urza's Mine
4 Expedition Map
2 Wurmcoil Engine
4 Mountain
3 Seize the Spoils
3 Goblin Engineer
4 Talisman of Conviction
1 Cityscape Leveler
3 Portal to Phyrexia
1 Shatterskull Smashing
4 Lightning Bolt
1 Golos, Tireless Pilgrim
1 Cascading Cataracts
4 Cleansing Wildfire
2 Through the Breach
1 Urza's Tower
1 Urza's Power Plant
1 Urza's Mine
2 Wear/Tear
1 Goblin Engineer
1 Chalice of the Void
1 Inferno Titan
1 Anger of the Gods
私の赤トロンのゲームプランは大まかに2通り。
トロン揃えてビッグスペルを唱える赤トロンの正規ルート。
この2枚が確定サーチになります。
ただし《願い》は”ゲーム外部からカード1枚をプレイしてよい”というテキストなので注意。
もう一つは、《ゴブリンの技師》+ファクトor《戦利品奪取》→墓地へ《ファイレクシアへの門》などを落とす→《財宝発掘》で踏み倒しルートです。
《財宝発掘》3マナって今更ですがスゴイですよね…
調整がてらトーナメントプラクティスで遊んでたんですが、これが思いの外戦える。
踏み倒しルートを妨害されている内に、トロンが揃ってビッグスペルを素直に唱えちゃう展開が気持ちいい。
サイドに取っている《裂け目の突破》は防戦に使うことが多いのですが、
稀にあるシチュエーションで、お互い更地の盤面に《裂け目の突破》で《業火のタイタン》を走らせると、着地3点+アタック誘発3点+コンバット6点=計12点が突然顔に飛ぶ。
結構バーンとして振舞うこともできます。
この爽快感たるや、目を見張るものがあります。
(孤独が入ってるデッキ相手には悲しい結末が待ってますが…)
そしてかなり渋い仕事をしてくれるのがこの2枚
この2枚のおかげで不利な状況が覆ることが何度かありました。
《ゴブリンの技師》に関しては主戦場がレガシーなこともあってご存じな方も多いと思います。
《ヴァラクートの覚醒》に関しても、ミシュラン以外のフラッド受けがあるのは、素直に強みだなと実感する良い機会でした。
青トロンと違って4積みが多い構成なので、手札フルで入れ替えれば何かしら探していたカードが引き込める確率がやっぱり高い。
現状、課題だと感じているのはマナベース。
フラッド受けが現状だと少なく、ミシュランを採用したいところです。
MOだと《バグベアの居住地》が結構値段するので、お財布の都合上断念していますがその内入れたいな…(言い訳)
まだまだ調整の余地は十分にありますが、なかなか楽しめます。
皆さんもどうでしょう、赤トロン。
おもしろいデッキが出来たら是非教えて頂けるとうれしいです。
ではでは~。
青トロン紹介リスト⑤-22/03/29
前置き
この記事はMTGのモダンデッキ「青トロン」で5-0したリストを紹介するシリーズ。
自分のじゃないデッキを解説するってすごい怖いなって震えながら書く日々です。
ということで、そもそも青トロンを知らない人はこちら↓
minami-noshima08.hatenablog.com
リストを選んでる基準とか調べる過程の記録↓
minami-noshima08.hatenablog.com
いつもの前置きはこの辺で、さあ早速見ていきましょー。
青トロン紹介リスト⑤-22/03/29
今回のリスト、使用者はこのシリーズ早くも登場2回目の方。すごいな。
単に5-0を量産するだけでなくいろいろ実験しているよう。そもそも5-0自体が相当すごいんだけれども…。
リストの特徴
- 4積みが多く安定性がある、よりコントロール質な青トロン
- 紹介リスト②が原型と思われる環境上位を睨んだカードの採用
- 完全なカーン型サイドボード
似ているといった過去の紹介リストはこちら↓
minami-noshima08.hatenablog.com
ゲーム展開
ゲーム序盤
1ターン目
お決まり《探検の地図》に《大祖始の遺産》と、紹介リスト②でも採用されていた《はらわた撃ち》が選択肢。
1ターン目に生まれてしまうアグロ系の環境上位デッキとの差を埋めるための採用。メタ分析の極致という感じ。
《はらわた撃ち》と《大祖始の遺産》のどちらも、現在のメタゲーム上位デッキの1/3には確実に刺さるカードになっているよう。*3
2ターン目
2ターン目にはデッキ内の妨害カードのほとんどがアクティブになる。
まずいつもの青トロン妨害3兄弟《卑下》《撤廃》《差し戻し》。
今回は《差し戻し》が2枚になっており、かわりに確定カウンターの1枚《否認》が採用される構成。
恐らく3ターン目で確実に打ち消したい続唱カードを睨んだ採用と思われる。
加えて、《虚空の杯》がメインに2枚採用されているのも特徴的。
《否認》と《虚空の杯》の計3枚ならば、3ターン目までにどれか1枚は引ける期待も十分にできそう。
続唱への対応だけなら《差し戻し》でも十分だけど、他アーキタイプも受けられるように分散させた結果、このバランスでまとまったのだと思われる。
3ターン目
このターンはいつもの《知識の渇望》と《トレイリア西部》。
このリストでは土地に加え《虚空の杯》《仕組まれた爆薬》《歩行バリスタ》が《トレイリア西部》からサーチできるカードになっている。
ゲーム中盤
4ターン目以降
このリストでは《大いなる創造者、カーン》を4枚採用して、サイドボードにフィニッシャーとなる《精神隷属器》と《隔離するタイタン》が入れられている。
妨害やテンポとしても優秀なPWだけれど、フィニッシャーをサーチしてくる役割もになっているので大切に扱っていきたい。
6ターン目
恐らくウルザランドが揃っていない状態でどうにかゲームが続けられるギリギリのラインの6ターン目。
このリストではお馴染みの《ワームとぐろエンジン》が不採用になっており、代わりに《人智を超えるもの、ウギン》が採用されている。
このカードは状況の有利不利どちらでも必ず仕事のできるカードになっている。
不利な状況では-3起動で除去、有利な状況では+1起動でトークンを展開しながら継続的なアドバンテージを狙う。
このウギンがいるだけで無色呪文は2コスト軽減されるので、《大いなる創造者、カーン》は2マナ、《精霊龍、ウギン》は6マナになる。ウルザランドが揃っていなくてもこのカードを護りさえすれば、後続の重量級カードを唱えるハードルが極端に下がる。
《ワームとぐろエンジン》とどちらが強いかという比較は難しいが、《孤独》や《邪悪な熱気》が多く採用され、アグロのクリーチャーのほとんどが飛行を持ってる今の環境では、《人智を超えるもの、ウギン》の採用は決して悪い選択ではないと思われる。
ゲーム終盤
メインデッキのフィニッシャーはシンプルに《精霊龍、ウギン》と《約束された終末、エムラクール》の二択になっている。
そしてメインに4積みされている《大いなる創造者、カーン》からサーチしてくるサイドボードのフィニッシャーは《精神隷属器》、《ワームとぐろエンジン》、《隔離するタイタン》の3枚になっている。
お馴染みの面々。各状況に合わせて最適なフィニッシャーを選ぶ。
サイドゲーム
BO3用のカードは4枚。ギリギリまで切り詰めた形になっている。
サーガ、トロン、たまくつ…青トロンを悩ませる土地はすべてこれで。
続唱は《否定の力》がメインから4枚採用されていることが多いので、このカードは1枚でも十分に価値がありそう。アミュレットタイタン相手などへも効果が期待できる。
緊急用の除去。青単色など、除去の少ないカラーのデッキには重宝するなじみの1枚。-5/-5はマトが多い。
注意点
- 《はらわた撃ち》など限られた相手へ有効な札が多く、不要な場合はとことん腐る。
- カーン用のサイドボードなので、サイドゲームで極端な不利を覆すのは難しい。
- カーンが4枚採用されてるので初手に来る確率は非常に高く、したがってカーンを置いて意味のある状況を4ターン目までに演出する必要がある。
末尾の雑記
少し時間があいてしまっての投稿でした。
にしても、《人智を超えるもの、ウギン》私も最近使っているんですが、これ結構やるんじゃないか…?
最近のメタデッキの多くはフィニッシュルートがパーマネントであることが多いので、その1点に着地したら即座に対応できるポイントは好感触でした。
あとは、やっぱり無色呪文を軽減する効果が破格すぎる。有効な場面は確かに限られるけど、カーンが2マナになったりワムコが4マナとか…
ウルザランドが揃ってなくともかなり派手な動きが出来るのでちょっと試してもらいたいカードです。
では今回はこんなところで。
ではでは~。
注釈
*1:
《大祖始の遺産》
:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカードを1枚ゲームから取り除く。
, 大祖始の遺産をゲームから取り除く:すべての墓地をゲームから取り除く。 カードを1枚引く。
*2:
《はらわた撃ち》
インスタント
(はでも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。はらわた撃ちはそれに1点のダメージを与える。
*3:
ちなみに現在(22/05/28)から90日間のモダン環境を金魚で見てみた。
イゼットラガバン(英語圏ではMurktide RegentだとかIzzet Murktideとか呼ばれる。)のメタゲーム支配率の圧倒的数字…約12%は驚異的。
《はらわた撃ち》の射程は、イゼットラガバン・ハンマータイム・ヨーグモス医院。
《大祖始の遺産》の射程は、イゼットラガバン・リビングエンド・ヨーグモス医院・ジャンド。
*4:
《否認》
インスタント
クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
*5:
《暴力的な突発》
インスタント
続唱 (あなたがこの呪文をプレイしたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが取り除かれるまでゲームから取り除く。 あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。 その取り除いたカードを、無作為の順番で一番下に置く。)
あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
*6:
《断片無き工作員》
アーティファクト・クリーチャー - 人間・ならず者 2/2
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、コストがこれより低い、土地でないカードが追放されるまであなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。それらの追放したカードを、無作為の順番で一番下に置く。)
*7:
《虚空の杯》
虚空の杯は、蓄積カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
プレイヤーが、点数で見たマナ・コストが虚空の杯の上に置かれている蓄積カウンターの個数に等しい呪文を唱えるたび、その呪文を打ち消す。
*8:
《知識の渇望》
インスタント
カードを3枚引く。その後、あなたがアーティファクト・カード1枚を捨てないかぎり、カード2枚を捨てる。
*9:
《トレイリア西部》
土地
トレイリア西部はタップ状態で場に出る。
:あなたのマナ・プールにを加える。
変成 (, このカードを捨てる:あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが0のカードを1枚探し、公開して手札に加える。 その後あなたのライブラリーを切り直す。 ソーサリーとしてのみプレイできる。)
*10:
《仕組まれた爆薬》
烈日(これは、これを唱えるために支払われたマナの色1色につき蓄積カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
, 仕組まれた爆薬を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが仕組まれた爆薬の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しく、土地でない各パーマネントをそれぞれ破壊する。
*11:
《歩行バリスタ》
アーティファクト・クリーチャー - 構築物 0/0
歩行バリスタは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
:歩行バリスタの上に+1/+1カウンターを1個置く。
歩行バリスタの上から+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。歩行バリスタはそれに1点のダメージを与える。
*12:
《大いなる創造者、カーン》
伝説のプレインズウォーカー - カーン(5)
対戦相手がコントロールしているアーティファクトの起動型能力は起動できない。
+1:クリーチャーでないアーティファクト最大1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それはパワーとタフネスがそれぞれそれの点数で見たマナ・コストに等しいアーティファクト・クリーチャーになる。
-2:あなたは、ゲームの外部か追放領域にありあなたがオーナーであるアーティファクト・カード1枚を選び、そのカードを公開してあなたの手札に加えてもよい。
*13:
《人智を超えるもの、ウギン》
伝説のプレインズウォーカー - ウギン (4)
あなたが無色の呪文を唱えるためのコストは少なくなる。
+1:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きに追放し、それを見る。無色の2/2のスピリット・クリーチャー・トークンを1体生成する。そのトークンが戦場を離れたとき、その追放したカードをあなたの手札に加える。
-3:1色以上の色を持つパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
*14:
《精霊龍、ウギン》
伝説のプレインズウォーカー - ウギン (7)
+2:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。精霊龍、ウギンはそれに3点のダメージを与える。
-X:点数で見たマナ・コストがX以下の、1色以上の色を持つ各パーマネントをそれぞれ追放する。
-10:あなたは7点のライフを得て、カードを7枚引く。その後、あなたの手札にある最大7枚までのパーマネント・カードを戦場に出す。
*15:
《約束された終末、エムラクール》
伝説のクリーチャー - エルドラージ 13/13
約束された終末、エムラクールを唱えるためのコストは、あなたの墓地にあるカードに含まれるカード・タイプ1種類につき少なくなる。
あなたが約束された終末、エムラクールを唱えたとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターンの間、あなたはそのプレイヤーのコントロールを得る。そのターンに続いて、そのプレイヤーは追加の1ターンを得る。
飛行、トランプル、プロテクション(インスタント)
*16:
《精神隷属器》
伝説のアーティファクト
, , 精神隷属器を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンをコントロールする。 (あなたはそのプレイヤーが見ることのできるカードをすべて見て、そのプレイヤーが行うすべての決定を行う。)
*17:
《ワームとぐろエンジン》
アーティファクト・クリーチャー - ワーム
接死、絆魂
ワームとぐろエンジンが戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、接死を持つ無色の3/3のワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体と、絆魂を持つ無色の3/3のワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
*18:
《隔離するタイタン》
アーティファクト・クリーチャー - ゴーレム
隔離するタイタンが戦場に出たか戦場を離れたとき、各基本土地タイプの土地を1つずつ選び、その後それらの土地を破壊する。
*19:
《広がりゆく海》
エンチャント - オーラ
エンチャント(土地)
広がりゆく海が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
エンチャントされている土地は島である。
*20:
《敏捷な妨害術師》
クリーチャー - 鳥・ウィザード
瞬速
飛行
サイクリング(, このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが敏捷な妨害術師をサイクリングしたとき、あなたがコントロールしていない起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。
*21:
《四肢切断》
インスタント
(はでも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-5/-5の修整を受ける。
青トロン参考リスト④-22/03/25
前置き
早いもので青トロン5-0リスト探検隊はもう第4回。(全然少ない)
ということで今回も「神河:輝ける世界」以降の青トロンのリストを見ていく。
そもそも青トロンって何よって人はまずこちらへ。
minami-noshima08.hatenablog.com
リストの選んでる基準など補足はこちらへ。
minami-noshima08.hatenablog.com
前置きはこれくらいで早速見ていこー。
参考リスト④-22/03/25
このリストの1つ前、3/15に紹介リスト②で紹介した方が全く同じリストで5-0していたので、今回それは割愛。
ということで今回お見せするのはこちら。
特徴
① これぞザ・青トロンという正統派リスト。きれい。
② 1~3枚の細かやかなチューニングで環境に回答している。
③ メインとサイド共に単体除去の層が厚め。
ゲーム展開
このリストはほとんど青トロンのベーシックな型なので、基本的な動きは変わらないと思われる。
ゲーム序盤
1ターン目
このリストはいつもの《探検の地図》に加え、《四肢切断》の選択肢がある。
《四肢切断》は除去のない青単色のカラーのデッキ、たとえばマーフォークや青トロンなどを長いこと支えてきた名前負けしない優秀な除去カード。
合計4点ペイは痛いが、それでも1ターン目からマスト除去のクリーチャーが並んでくる現環境では重要な立ち位置を持ってる。
2ターン目
デッキの中のフィニッシャー以外のほとんどのカードがアクティブになる。
1ターン目に紹介した《四肢切断》と青トロンの妨害三銃士《卑下》、《撤廃》、《差し戻し》
これらに加えて、《サイクロンの裂け目》と《次元の歪曲》などが主たる2ターン目以降の選択肢だろう。
3ターン目
いつもの《知識の渇望》
加えて、が揃っていないといけないが、《トレイリア西部》の変成も選択肢に入る。
このカードの変成能力を使って、デッキ内の0マナのパーマネントへアクセスできる。
土地はルール上0マナパーマネント扱いなので、ウルザランド3種などの土地がまずサーチする候補に挙がる。
加えて《歩行バリスタ》、《仕組まれた爆薬》、《虚空の杯》などのコストカードも0マナ扱いになるのでサーチしてくることができる。
ただし注意が必要なのは、《トレイリア西部》の変成能力がソーサリータイミングでの起動しかできない点だ。つまり、自分のターンのメインフェイズしか起動できない。
その上、のコストが必要なので、実際プレイしてみると青マナをフルタップする状態になることが多い。
土地を探すことが重要な青トロンにとっては非常に心強いカードだが、その分ゲーム展開上の隙も大きくなる。
ゲーム中盤
4ターン目
4ターン目以降は、いつもの通りウルザランドが揃っているかどうかで動きが異なる。土地が揃っていればフィニッシャーを叩きつけられるゲーム終盤なので、基本的にゲーム中盤のトピックでは揃っていない前提で話を進める。
最近では主流になった《大いなる創造者、カーン》から、サイドボードにアクセスして個々の盤面に対応する。
そしてこのタイミングからは《四肢切断》のライフペイを軽減できたり《仕組まれた爆薬》に乗るカウンターを2つに増やす余裕もできる。
黒マナの供給は《涙の川》が担っている。この土地は自分がランドをプレイしたときのみ黒マナを出す、独特な挙動をするカードだ。
手札に土地がない場合でも《雲の宮殿、朧宮》があれば、このカードから出した青マナで自身を手札に戻し再びランドセットし直すことで、《涙の川》の黒マナ条件を達成することが出来る。
通常《雲の宮殿、朧宮》は、青マナフィルターなどの役割を担うカードだが、このように《涙の川》との相性も良い。
ゲーム終盤
フィニッシャーの面々は、一般的な青トロンと変わらない。
メインボードに《精神隷属器》や《隔離するタイタン》があることで、《大いなる創造者、カーン》を経由しない。
サイドボードのアーティファクトにはフィニッシャーが無く、あくまでこのリストの《大いなる創造者、カーン》は妨害や遅延の役割としてハッキリしているように見える。
サイドゲーム
このリストも《大いなる創造者、カーン》のためのウィッシュボードになっているので、純粋なサイドゲームのためのスロットは6枚。
どうやらカーン型青トロンのサイドゲーム用のスロットは6~7枚が一般的なようだ。
コンボやコントロールへは確定打ち消しの《否認》。
アグロ相手へは、除去の層を分厚く《次元の歪曲》をサイドイン。
そして、打ち消しが多いコントロールやクロックパーミッションへは、唱えるだけで恩恵のある《約束された終末、エムラクール》がフィニッシャーとしてサイドインされる。
注意点
- 基本土地の島が4枚と少なく、《血染めの月》が致命傷になりかねない。
- 《四肢切断》での序盤のライフペイは、その後のゲームを左右するので慣れが必要。*12
- 除去カードはあくまで1・1交換なので、除去カードだよりのキープをするとゲームの中盤で手札が痩せてしまう可能性がある。
末尾の雑記
このリストは王道の青トロンながら、最近のカードを分かり易く見据えた構築になっているように感じる。
だからこそ私にとっては不思議な点も多く、《知識の渇望》が4枚なのは研究不足な私にはいまいちピンとこない。
4積みして3・4ターンまでに絶対唱えたいかと言われると、唱えたいけどそんな余裕がないというのが正直な今の感覚。それまでの盤面の露払いをしっかりして唱えられる余裕を持つのが理想だけど、なかなかそれが難しい。
積極的に使いたい状況だと、たとえば相手がリビングエンドだったら
続唱のスタックで《知識の渇望》を唱えて、《ワームとぐろエンジン》や《隔離するタイタン》、サイドの《約束された終末、エムラクール》などを墓地へわざと捨てて、相手のクリーチャーと一緒に場へ戻すといった動きができる。
しかし《知識の渇望》がそれ単体でパワームーブになり得る状況はそれくらいしか想定出来ない。
だからもし《知識の渇望》の3積みと4積みの違いや利点について、もし分かる人や自分なりの理論がある方は是非教えてもらえると非常に助かる。
あと、《ワームとぐろエンジン》が2枚なのもまだ上手く噛み砕けていない状況で記事を書いてしまっている。
青トロンのライフゲイン要員は一般的に《ワームとぐろエンジン》と《殴打頭蓋》の2枚が担っている。
最近は《殴打頭蓋》が減り《ワームとぐろエンジン》を2枚積む構築を多く見かける。しかし、今の環境では《ワームとぐろエンジン》は簡単に対処されてしまうことが多い。
たとえば、《邪悪な熱気》や《孤独》がそのよい例だろう。
《邪悪な熱気》は死亡誘発でトークンが出るからまだ良い。しかし《孤独》は追放でトークンも出ないし、そのまま着地して3/2絆魂が殴ってくるのはいただけない。
そんなこと言ったら、昔から《流刑への道》があったし現状変わらんやろって思うかもしれないが、殴れる本体まで付いてくるんじゃ話がちがう。
加えて、島+ウルザランド3種が揃ったときに《ワームとぐろエンジン》を唱えると、返しのターンで構えることが難しい。
唱えながら構えることが出来る《殴打頭蓋》の方が《ワームとぐろエンジン》に比べ優れているというわけではないが、そういった点から2枚インするのは少し疑問が残る。
この疑問はたぶん私が具体的な状況を想定できない、プレイングや盤面理解の拙さが理由なんだと思う。
もしこの点についても理由が分かる方がいたら是非教えてほしい。
今回はオーソドックスな型だからこそ、自分の研究深度が浅いことが露呈してしまったなんとも不甲斐ない記事で申し訳ない…。
もっとプレイングや考察を研ぎ澄まして、益のある記事を書けたらいいなあとぼんやり思ってる。
では今回はこんなところで。
ではでは~。
注釈
*1:
《四肢切断》
インスタント
(はでも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-5/-5の修整を受ける。
*2:
《サイクロンの裂け目》
インスタント
あなたがコントロールしていない土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
超過 (あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうした場合、あなたがコントロールしていない土地でない各パーマネントをそれぞれオーナーの手札に戻す。)
*3:
《次元の歪曲》
インスタント
(は無色マナを表す。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+3/-3の修整を受ける。
*4:
《トレイリア西部》
土地
トレイリア西部はタップ状態で場に出る。
:あなたのマナ・プールにを加える。
変成 (, このカードを捨てる:あなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが0のカードを1枚探し、公開して手札に加える。 その後あなたのライブラリーを切り直す。 ソーサリーとしてのみプレイできる。)
*5:
《歩行バリスタ》
アーティファクト・クリーチャー - 構築物0 / 0
歩行バリスタは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
:歩行バリスタの上に+1/+1カウンターを1個置く。
歩行バリスタの上から+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。歩行バリスタはそれに1点のダメージを与える。
*6:
《仕組まれた爆薬》
烈日(これは、これを唱えるために支払われたマナの色1色につき蓄積カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
, 仕組まれた爆薬を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが仕組まれた爆薬の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しく、土地でない各パーマネントをそれぞれ破壊する。
*7:
《虚空の杯》
虚空の杯は、蓄積カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
プレイヤーが、点数で見たマナ・コストが虚空の杯の上に置かれている蓄積カウンターの個数に等しい呪文を唱えるたび、その呪文を打ち消す。
*8:
《涙の川》
土地
:あなたのマナ・プールにを加える。
あなたがこのターンに土地をプレイしている場合、代わりにあなたのマナ・プールにを加える。
*9:
《雲の宮殿、朧宮》
伝説の土地
:あなたのマナ・プールにを加える。
:雲の宮殿、朧宮をオーナーの手札に戻す。
*10:
《否認》
インスタント
クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
*11:
《約束された終末、エムラクール》
伝説のクリーチャー - エルドラージ
約束された終末、エムラクールを唱えるためのコストは、あなたの墓地にあるカードに含まれるカード・タイプ1種類につき少なくなる。
あなたが約束された終末、エムラクールを唱えたとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの次のターンの間、あなたはそのプレイヤーのコントロールを得る。そのターンに続いて、そのプレイヤーは追加の1ターンを得る。
飛行、トランプル、プロテクション(インスタント)
*12:《ワームとぐろエンジン》がメインに2枚・サイドに1枚と、ライフゲイン出来る要素はあるので、ゲーム後半でそれらを上手く使う算段を付けることが重要そう。ウギンの奥義でも7点ゲインできるが、滅多に起動できないのが悲しい。
*13:
《死せる生》
ソーサリー
死せる生は黒である。
待機 3―
各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードをゲームから取り除き、その後自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げ、その後これによりゲームから取り除かれたすべてのカードを場に出す。
*14:
《ワームとぐろエンジン》
アーティファクト・クリーチャー - ワーム 6/6
接死、絆魂
ワームとぐろエンジンが戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、接死を持つ無色の3/3のワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体と、絆魂を持つ無色の3/3のワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
*15:
《殴打頭蓋》
アーティファクト - 装備品
生体武器 (この装備品が戦場に出たとき、黒の0/0の細菌・クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+4/+4の修整を受けるとともに警戒と絆魂を持つ。
:殴打頭蓋をオーナーの手札に戻す。
装備
*16:
《邪悪な熱気》
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とする。邪悪な熱気はそれに2点のダメージを与える。
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードの中に4種類以上のカード・タイプがあるなら、邪悪な熱気は、代わりに6点のダメージを与える。
*17:
《孤独》
クリーチャー - エレメンタル・インカネーション
瞬速
絆魂
孤独が戦場に出たとき、これ以外のクリーチャー最大1体を対象とする。それを追放する。そのクリーチャーのコントローラーはそれのパワーに等しい点数のライフを得る。
想起―あなたの手札から白のカード1枚を追放する。
MTGの海外通販の話
マジックの海外通販が気になるへ
わりと私はマジックのカードを海外通販で買ってることが多い。
何よりもやっぱり安い。
でも私の周りだと海外通販が気になっても避けてる人は多いです。
だから何番煎じかわからないけど、海外通販が気になる人への資料として私の買い物記録を残しておこうと思います。
用意するもの
- クレジットカード
- paypalアカウント
これだけ。
通販サイト
私が使ったことのあるサイト
一番安く在庫がある、いろんなカードショップが集まったサイト。
沢山買うときは基本ここ。
TCGplayerでそこそこ値の張るカードがたまに少し安かったりする。
日本国内にある同名のカーキンとは無関係。
上と同じ感じ。
私が使ってるお店はこの3つ。
他にも日本に郵送してくれるお店はあるみたい。
買い物の流れ
①アカウント登録
②買いたいカードをカートに入れる
③届け先などの確認
④注文とpaypal支払い
⑤到着まで待機(郵送方法で日数と料金が違う)
アマゾンと勝手は変わらないからそんな難しくない。
英語の住所の表記は↓のリンクでどうぞ。
価格
paypalが私たちとお店の仲介をして、円をドルに変換することでお金を支払います。なので、そのカードの日本円価格はドル円相場で上下する。
もちろん円安なら高いし、円高なら安くなる。
ただし、paypalのレートはニュースでよく報道される為替レートからラグがあります。
なのでpaypalの為替レートは要チェック。
一応支払いのときに日本円でいくらになるかも表示されるので気を付けて見てみてください。
関税
個人輸入の場合の関税免除は16666円未満。
これ以下ならカード料金と送料だけで買い物ができます。
それ以上の金額になる場合、TCGの関税は3.2%
なので、
関税3.2%+消費税10%+手数料200円前後
がカードを受け取る際に支払う手数料になります。
20万円以上からは別の税率になる
ちなみに、関税などの支払いは日本郵便が税関通過時に立て替えてくれ、配達時に支払うことになるので特にめんどうはないです。
到着までの日数
数えてみると紹介したサイトで計30回買い物をしてた、意外と多い。
郵送方法はいくつかあって、2000円程度の高い送料は到着も早いみたい。
私はそちらの方は試したことがないので割愛。
私がよく使う、TCGplayerで特定のマークの付いてる出品者から購入すると勝手に選択される「TCGplayer Direct」という郵送方法について軽く説明します。
「TCGplayer Direct」は、このサイトが提供するサービス。
このサービスは、5.99ドルで加入している出品者の商品を1つにまとめて発送してくれるもの。
複数の出品者から購入した商品をトラッキングすると、どうやらお店からお店へカードを積めて次に渡していくリレー形式のよう。
最終的に購入した商品がすべて集まると飛行機に乗るみたいだ。
つまり、多くの出品者から購入するほど、パッキングに時間がかかることになる。
私の知る限り、
到着までの日数はだいたい18日ほど。
ここから出品者の数によって前後すると考えてくれたらいいと思います。
ちなみに、コロナ禍等で郵便の配達が大幅に遅延することがありました。
サイトに警告文なども書かれていたけど、そういった時世には注意が必要かも。
トラブルの例
買い物の中で私が体験したトラブルも2つ紹介しておきます。
①10日以上トラッキングが更新されない、荷物ロスト?
このときの買い物が関税ギリギリの値段だったので、さすがにロストは嫌だしあせった。
10日以上荷物が動かないので、不安になって荷物の最終地点のお店へ問い合わせをしてみた。
でも返ってきた返事は ”商品はすでに出荷したので、郵送の問い合わせは、郵送会社へお願いします。”だった。
どうしたものかと思っていたら、翌日仕事から帰宅すると商品はポストに投函されてた。ということでこの事件はあっけない幕引き。
しかし調べてみると、海外通販をした人で
商品がロストしたトラブルはけっこう報告されてる。
同じように、
トラッキングが更新されない問題はよくあることのよう。
②注文と違う商品が届いた
パウパーのデッキをいくつか組んだ時に、大量注文したうちの
1種4枚のカードがまるまる違うカードで届いた。
1枚0.04ドル(=当時で5円しないくらい)の値段だったので、問い合わせも面倒だしで泣き寝入り。
私は国内でも商品の誤配されたことがあるので、海外も国内も違わないと思っているけど、英語が苦手だったり心配な人は安全と保障を国内のショップで買うと考えた方がいいかもと思います。
結局、海外通販はそれなりにリスクが付きまとうのでうまく使い分けるのが無難だと思う。
海外通販の利点
- 安い
- 在庫が豊富
やっぱりこれに尽きる。
リスクはあるけど、私は本当に高額な商品は国内で買って、こまごましたものはまとめて海外通販にしています。
特に英語のfoilなど国内で探しても在庫がないor高すぎるものが普通に出品されてることが多い。
まとめ
海外通販もつきつめれば、ただのカードを手に入れる手段。
なのでもしカードを探しているときは、身近な候補として海外通販を考えてもらえたら良いと思ってます。
ではでは~。
青トロン参考リスト③-22/03/11
前置き
どーも、こんにちは。
ということで青トロン5-0リスト探検シリーズ第3弾。
そもそも青トロンってなんだよって人はまずこちらの記事をどぞ。
minami-noshima08.hatenablog.com
リストを選んでる理由とかはこちらにまとめてあるのでどぞ。
minami-noshima08.hatenablog.com
ってことで早速見ていこー。
紹介リスト③-22/03/11
前回と同じ日付の3/11。この日は青トロンで5-0した人が3人もいた。
内1人のリストは紹介リスト①とほぼ同じ内容だったので今回は割愛。
そしてリストはこちら。
特徴
① 青トロンといいつつも、リストはの3色が出るようになっている。
② 一般的な青トロンとは全く違う2~3マナ域のカード群。*1
③ サイドによく採用される低コストアーティファクトのメイン投入。
ゲーム展開
ゲーム序盤
1ターン目
このリストでは1ターン目から出来ることが非常に多い。いつもの《探検の地図》はもちろんのこと
それに加えて、《はらわた撃ち》、《大祖始の遺産》、《仕組まれた爆薬》が選択肢にあがる。1ターン目に唱える可能性のあるカードは計15枚ある。
土地をプレイするだけで1ターン目を終えることが、このリストではありえなそう。
また、両面アンタップイン土地《河川滑りの小道/溶岩滑りの小道》を4枚採用することで、《はらわた撃ち》を赤マナで唱えることも可能になっているのもポイント。
の《はらわた撃ち》に加え、の相棒《湧き出る源、ジェガンサ》も採用されているので、後手で《宝石の洞窟》が初手に来た場合は積極的にキープしたい。
この1枚でマナベースのリスクが解決する。
2ターン目
1マナ圏のカードが多いため、2マナのカードは《好奇のタリスマン》のみ。
《撤廃》も考慮しつつ、盤面を展開していきたい。
3ターン目
このデッキの一番の特徴、《ゼロ除算》と《敏捷な妨害術師》が活躍するターン。
特に《ゼロ除算》に付いている「履修」効果が非常に重要。
「履修」はゲーム外部の講義カードをサーチ、または1ドロー1ディスカードのどちらかの効果を選べる効果。
ゲーム序盤は、後者のルーティング効果を使って土地を探しに行くよう。
ゲーム中盤
4ターン目以降は、前述の妨害カードでテンポを取りつつ、ウルザランドを探す。
息切れしてしまった場合は、相棒に設定されている《湧き出る源、ジェガンサ》を手札に加えたり、《大いなる創造者、カーン》からのサーチでリソースを補充したい。
ゲーム終盤
ウルザランドが揃ったらお決まりのアーティファクトをカーンから持ってきてフィニッシュ。
このタイミングなら《ゼロ除算》の履修効果からサイドの講義カード《マスコット展示会》を手札に加えてクロックを横展開することもできる。
サイドゲーム
このサイドボードはカーンのサーチ元となるウィッシュボード。加えて、《湧き出る源、ジェガンサ》の相棒枠もある。
なのでサイドカードは割り切って《広がりゆく海》のみ。
おそらくだけど、メインの《はらわた撃ち》のポストを、コンボやコントロールには《広がりゆく海》に換装するように見える。
注意点
- メインが極端にアグロメタに寄せた構築、メタへの理解度が重要。
- 多色構成のため基本土地が4枚とマナベースの不安がある。
- カーン型ウィッシュボードは、不利マッチをサイドで覆すのが難しい。
末尾の雑記
乗りこなすには慣れが必要そうなピーキーチューン。しかしながらアグロに対しては、《仕組まれた爆薬》3枚採用や《ワームとぐろエンジン》2枚採用から戦闘継続能力の高さが感じられる。
例によってTrellon氏の話になるけど、彼の青緑トロンのリストと今回のリストは非常に似ている。
大きく違う点はマナベースと《ハイドロイド混成体》が採用されている点。
このカードも強力なカードなので、採用の候補に考えても良さそう。
ふとこれは青トロンなのか…?と疑問になったけど、自分が使いたいデッキに肩書きなんか関係ないよなあと思ったり。
自分の気に入ったデッキで勝ちたい。そのための構築研究だもんね。
ということで今回はここまで。ではでは~~。
次回に続く。
注釈
*1:
「ストリクスヘイヴン:魔法学院」のセットで出たメカニズム「履修」と「講義」それを使った構築になっている。
*2:
《はらわた撃ち》
インスタント
(はでも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。はらわた撃ちはそれに1点のダメージを与える。
*3:
《大祖始の遺産》
:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカードを1枚ゲームから取り除く。
, 大祖始の遺産をゲームから取り除く:すべての墓地をゲームから取り除く。 カードを1枚引く。
*4:
《仕組まれた爆薬》
烈日(これは、これを唱えるために支払われたマナの色1色につき蓄積カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
, 仕組まれた爆薬を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが仕組まれた爆薬の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しく、土地でない各パーマネントをそれぞれ破壊する。
*5:
《宝石の洞窟》
伝説の土地
宝石の洞窟があなたのゲーム開始時の手札にあり、かつあなたが先攻でない場合、あなたはそれが運勢カウンターを1個置いて場に出ている状態でゲームを開始してもよい。 そうした場合、あなたの手札にあるカードを1枚ゲームから取り除く。
:あなたのマナ・プールにを加える。 宝石の洞窟に運勢カウンターが置かれている場合、代わりにあなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。
*6:
《好奇のタリスマン》
:を加える。
:かを加える。好奇のタリスマンはあなたに1点のダメージを与える。
*7:
《撤廃》
インスタント
点数で見たマナ・コストがXの土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
カードを1枚引く。
*8:
《ゼロ除算》
インスタント
マナ総量が1以上の、呪文1つかパーマネント1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
履修を行う。(あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーである講義・カード1枚を公開しあなたの手札に加えるか、カード1枚を捨てカード1枚を引くか、どちらかを行ってもよい。)
*9:
《敏捷な妨害術師》
クリーチャー
瞬速
飛行
サイクリング(, このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが敏捷な妨害術師をサイクリングしたとき、あなたがコントロールしていない起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。
*10:
《湧き出る源、ジェガンサ》
伝説のクリーチャー
相棒 ― あなたの開始時のデッキに、マナ・コストに同じマナ・シンボルを2つ以上含むカードが入っていないこと。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、あなたはあなたがソーサリーを唱えられるときならいつでも でゲームの外部からこれをあなたの手札に加えてもよい。)
※相棒のルールについて、印刷時から変更がありました。
:を加える。このマナは、不特定マナのコストを支払うために使用することはできない。
*11:
《大いなる創造者、カーン》
伝説のプレインズウォーカー/忠誠度5
対戦相手がコントロールしているアーティファクトの起動型能力は起動できない。
+1:クリーチャーでないアーティファクト最大1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それはパワーとタフネスがそれぞれそれの点数で見たマナ・コストに等しいアーティファクト・クリーチャーになる。
-2:あなたは、ゲームの外部か追放領域にありあなたがオーナーであるアーティファクト・カード1枚を選び、そのカードを公開してあなたの手札に加えてもよい。
*12:
《精神隷属器》
伝説のアーティファクト
, , 精神隷属器を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンをコントロールする。 (あなたはそのプレイヤーが見ることのできるカードをすべて見て、そのプレイヤーが行うすべての決定を行う。)
*13:
《隔離するタイタン》
アーティファクト・クリーチャー7/10
隔離するタイタンが戦場に出たか戦場を離れたとき、各基本土地タイプの土地を1つずつ選び、その後それらの土地を破壊する。
*14:
《マスコット展示会》
ソーサリー/講義
飛行を持つ白黒の2/1の墨獣・クリーチャー・トークン1体と、赤白の3/2のスピリット・クリーチャー・トークン1体と、青赤の4/4のエレメンタル・クリーチャー・トークン1体を生成する。
*15:
《広がりゆく海》
エンチャント/オーラ
エンチャント(土地)
広がりゆく海が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
エンチャントされている土地は島である。
*16:
《ワームとぐろエンジン》
アーティファクトクリーチャー6/6
接死、絆魂
ワームとぐろエンジンが戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、接死を持つ無色の3/3のワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体と、絆魂を持つ無色の3/3のワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
*17:
《ハイドロイド混成体》
クリーチャー0/0
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたはXの半分の点数のライフを得て、カードをXの半分の枚数引く。それぞれの端数は切り捨てる。
飛行、トランプル
ハイドロイド混成体は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
青トロン参考リスト②-22/03/11
前置き
はい、こんにちは。
前回に引き続き「神河:輝ける世界」発売以降の青トロンMO5-0リストを私が調べた記録です。
ということで、そもそも青トロン知らんわって人はこちらをどぞ。
minami-noshima08.hatenablog.com
紹介リストの選ぶ基準とか過程を知りたいって奇特な人はこちらをどぞ。
minami-noshima08.hatenablog.com
てなわけで、見ていこー。
紹介リスト②-22/03/11
紹介リストの2つ目のリーグ5-0抜け。リストはこちら。
リストの特徴
① 《大いなる創造者、カーン》への比重が高い構築。*1
② ゲーム序盤で相手のデッキを見極める判断がカギを握る。*2
③ よりコントロールらしく1対1交換をする/しないカードの役割が想定されている。*3
ゲーム展開
ゲーム序盤
1ターン目
青トロンお決まりの動き、土地セットからの《探検の地図》キャストに加えて、このリストでは《はらわた撃ち》を唱える選択肢がある。
現モダン環境では、1ターン目に対処したいクリーチャーが多い。
《敏捷なこそ泥、ラガバン》、《ドラゴンの怒りの媒介者》、《エスパーの歩哨》などが、《はらわた撃ち》の当て先として想定されているよう。
これらのタフネス1のヘイトカードや、マナクリ以外には効果が無いところへトップメタへの強い意識が感じられる。
2ターン目
オーソドックスな青トロンの妨害カードに加え《否認》を構えることと、《虚空の杯》をX=1で唱える選択肢がある。
これらの限られた場面で強力なカードが採用されてる。
特に《虚空の杯》は何マナで唱えるかが大事なので、対戦相手のアーキタイプを早い段階で判断できるかどうかがカギ。*7
ゲーム中盤
4ターン目以降、ウルザランドが揃ってない場合の選択肢がこのリストは絞られてる。
揃ってない状況で唱えられそうなマナ域のカードは《大いなる創造者、カーン》と《人智を超えるもの、ウギン》の2枚。
《大いなる創造者、カーン》から、状況に合ったサイドボードのアーティファクトで盤面を対処する。
または《人智を超えるもの、ウギン》で除去か、ブロッカーを立てつつリソース補充がこのリストの構想かな。*10
ゲーム終盤
土地が揃えばこちらのもの。メインボードのフィニッシャーは対戦相手が悲鳴を上げるようなカードが厳選されてる。
場に《人智を超えるもの、ウギン》もいれば、無色呪文は2マナ軽減されて《精霊龍、ウギン》は6マナ、青トロンでは採用の珍しい《絶え間ない飢餓、ウラモグ》は8マナ…
デッキのマナカーブとカードの役割が極端に分かれている分、フィニッシャー性能はかなり高くなっている。
サイドゲーム
サイドボードは《大いなる創造者、カーン》のサーチ元なので、サイドゲーム用のポストは少ない。
リストを見返すと、カーンからサーチしてこれないカードはたったの4枚。
だからこそ用途は明確にされていて、その上で厳選されてる。
《四肢切断》は4枚目の《はらわた撃ち》と考えてるっぽい。
ライフ支払いのダメージが多い分、《はらわた撃ち》より受けも広い。
また《敏捷な妨害術師》も、メインでは触れない起動・誘発能力に触れられる。
3枚目の《差し戻し》にもなり得る。緊急のブロッカーにもなるし受けが広いカード。
これは私の勝手な考察だけど、こちらが先手のサイドでは《宝石の洞窟》を抜くことで空いた1スロットに《四肢切断》や《敏捷な妨害術師》を入れてる可能性もありそう。
青トロンは土地24枚がセオリーだが抜きたいカードがない場合は、先手で完全に不要札の《宝石の洞窟》をアウトするのもアリ?(ここは私の推測の域をでないので、皆さんの意見を聞きたいです。)
注意点
- 序盤を支えるカードに対戦相手やタイミングを選ぶカードが多い。
- カーン型ウィッシュボードは、不利マッチをサイドで覆すのが難しい。
- メインボードにライフを回復する手段がない。*15
末尾の雑記
今回でリスト2つ目、どうだったろうか。
かなり繊細な調整がされたコントロールという印象だった。にしても《はらわた撃ち》3積みは尖ってるなあ。
前回のリストがクリーチャーを序盤から展開するデッキだっただけに、対極のコンセプトを持つように感じられる。(↓前回の記事)
minami-noshima08.hatenablog.com
皆さんはどちらのタイプが好みだろうか?
うーん、自分はどうだろう、どちらとも言えないな…
どっちもパーツを揃えて、気分次第で入れ替えたい…(笑)
もう少し紹介記事がたまったら、一度動画にしてみようと思う。
1つの動画に1つのリストで短い尺の方が良いか、何個かリストを詰め合わせた動画の方が良いか悩んでいるところ。
今回はこんなところで、ではでは~~。
次回に続く。
注釈
*1:
サイドボードに投入されてるアーティファクトの多くが、通常ならメイン採用されるカードが多いように感じる。
カーンをフル投入して軸としたウィッシュボード型だね。
*2:
《はらわた撃ち》、《虚空の杯》の採用。
*3:
《否認》と《差し戻し》、《撤廃》と《サイクロンの裂け目》の違い。
*4:
《はらわた撃ち》
ファイレクシア赤マナ1のインスタント。
クリーチャーかプレイヤーへ1点のダメージを与える。
ファイレクシアマナは固有の色マナか、ライフ2点でも支払うことが出来る。
*5:
《否認》
青シングルシンボル2マナのインスタント
クリーチャーでない呪文1つを対象として打ち消す。
*6:
《虚空の杯》
無色(X)(X)マナのアーティファクト
(X)で支払ったマナ分の蓄積カウンターが置かれた状態で場に出る。
マナコストがこのカードの上に置かれた蓄積カウンターの数と同じ呪文を打ち消す。
*7:
続唱系デッキならX=0、バーン・ウィニーならX=1…
と先手を打って設置することに意味があるけど、間違えると大損なので知識と経験がものを言いそう。
*8:
《大いなる創造者、カーン》
無色4マナのプレインズウォーカー/ 初期忠誠度5
対戦相手がコントロールしているアーティファクトの起動型能力は起動できない。
+1:クリーチャーでないアーティファクト最大1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それはパワーとタフネスがそれぞれそれの点数で見たマナ・コストに等しいアーティファクト・クリーチャーになる。
-2:あなたは、ゲームの外部か追放領域にありあなたがオーナーであるアーティファクト・カード1枚を選び、そのカードを公開してあなたの手札に加えてもよい。
*9:
《人智を超えるもの、ウギン》
無色6マナのプレインズウォーカー/ 初期忠誠度4
あなたが無色の呪文を唱えるためのコストは少なくなる。
+1:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きに追放し、それを見る。無色の2/2のスピリット・クリーチャー・トークンを1体生成する。そのトークンが戦場を 離れたとき、その追放したカードをあなたの手札に加える。
-3:1色以上の色を持つパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
*10:
特に《人智を超えるもの、ウギン》の採用はコントロール寄りだなと感じた点。場に残れば無色の呪文を2マナ軽減しつつ、プラス能力でトークンをばらまき手札も疑似的に増やす。攻めより守りで後続に繋げるカード。
*11:
《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
無色10マナ10/10の伝説のクリーチャー
破壊不能
このカードを唱えたとき、パーマネントを2つ対象として追放する。
このカードが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のデッキの1番上から20枚を追放する。
ようするに、むちゃくちゃする。
*12:
《四肢切断》
ファイレクシア黒のダブルシンボル3マナのインスタント
(はでも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-5/-5の修整を受ける。
*13:
《敏捷な妨害術師》
青のシングルシンボル3マナのクリーチャー
瞬速
飛行
サイクリング(, このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが敏捷な妨害術師をサイクリングしたとき、あなたがコントロールしていない起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。
*14:
《宝石の洞窟》
伝説の土地
宝石の洞窟があなたのゲーム開始時の手札にあり、かつあなたが先攻でない場合、あなたはそれが運勢カウンターを1個置いて場に出ている状態でゲームを開始してもよい。 そうした場合、あなたの手札にあるカードを1枚ゲームから取り除く。
:あなたのマナ・プールにを加える。 宝石の洞窟に運勢カウンターが置かれている場合、代わりにあなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。
*15: これが結構大きい。あるのはサイドの《ワームとぐろエンジン》1枚のみ。
青トロンざっくり解説
青トロンとは
MTGのモダンフォーマットで、概ねティア2~3に属するマイナーアーキタイプ。
青+ウルザランドのマナベースで戦うコントロールデッキ。
名前がややこしいけど、トロン=ウルザランドというイメージでOK。*1
↑これがウルザランドと呼ばれる3枚の土地
この3枚のウルザランドは、揃うと合計7マナを生み出すことが出来る。
膨大な7マナから強力な呪文を早期に唱えることが、トロン系デッキの共通する目的。他にはメジャーなところだと、緑トロン、エルドラージトロンなどがある。*2
サンプルレシピ
メインボード
2 《歩行バリスタ》
1 《ワームとぐろエンジン》
1 《隔離するタイタン》
1 《約束された終末、エムラクール》
4 《大いなる創造者、カーン》
2 《精霊龍、ウギン》
1 《サイクロンの裂け目》
4 《卑下》
4 《差し戻し》
4 《撤廃》
2 《四肢切断》
4 《知識の渇望》
4 《探検の地図》
1 《殴打頭蓋》
1 《精神隷属器》
1 《アカデミーの廃墟》
4 《ウルザの塔》
4 《ウルザの鉱山》
4 《ウルザの魔力炉》
1 《ストーム・ジャイアントの聖堂》
1 《トレイリア西部》
1 《天上都市、大田原》
7 《島》
1 《廃墟の地》
サイドボード
1 《歩行バリスタ》
1 《ワームとぐろエンジン》
1 《狼狽の嵐》
2 《ハーキルの召還術》
1 《否定の力》
1 《仕組まれた爆薬》
1 《大祖始の遺産》
1 《真髄の針》
1 《液鋼の塗膜》
1 《虚空の杯》
1 《罠の橋》
3 《広がりゆく海》
特徴
青が持つドローと妨害を使って、テンポを取りながらウルザランドを揃えていくのが青トロンのコンセプト。
緑トロンやエルドラージトロンに比べて展開力は劣るが、打ち消しとバウンスで安定した立ち上がりができることも青い利点のひとつ。
また青というカラーはアーティファクトと相性の良いカードが豊富なので、そうした強みも持っている。
ゲーム展開
ゲーム序盤
ゲーム序盤では主に2つの仕事がある。
- ①ウルザランドを揃える
- ②対戦相手の妨害
①の仕事を担うカードが《探検の地図》。
2マナ+生贄起動で、デッキから好きな土地を1枚手札に加えられる。
1ターン目に唱えられるのが理想。
②の仕事を担うのが《卑下》、《撤廃》、《差し戻し》の妨害インスタント。
この3枚で打ち消しやバウンスをしながら、オマケの占術やドローでウルザランドを探す。
ゲーム中盤
ゲーム中盤は、ウルザランドが揃ってるかどうかで仕事内容が変わってくる。
- 揃ってない場合 → 妨害と土地探しを継続
- 揃った場合 → 盤面の処理&反撃
≫ウルザランドが揃ってない場合
土地が揃いさえすれば負けそうな状況を捲れるカードはあるので、《知識の渇望》のドローで引き込める可能性に賭けても良い。
≫ウルザランドが揃った場合
ウルザランドが揃えば、選択肢が飛躍的に広がる。膨大なマナを使って盤面に合わせて対処していく。
《大いなる創造者、カーン》でサイドから適切なカードを持ってくる。
《サイクロンの裂け目》や《精霊龍、ウギン》で盤面を1度リセットする。
などの選択肢がある。
ゲーム終盤
中盤を乗り越えたら、あとはもう自由。
いろんなフィニッシュ手段があるが、青トロンで特に有名なのは、「隷属器コンボ」
《精神隷属器》を起動して対戦相手の自由を奪い、《アカデミーの廃墟》で墓地の《精神隷属器》を使い回す。
つまりこれが一度決まれば、対戦相手に自由は二度と帰ってこない。
注意点
青トロンにはいくつか弱点がある。
終わりに
トロンの豪快さと、青のずる賢さを兼ね備えたアーキタイプ、それが青トロン。
見た目にのわりに意外と繊細なシナジーで構成されているデッキなので、使い手を選ぶデッキでもあるけれど、ハマる人にはとことんハマるデッキ。
今回は私が個人的にオーソドックスだと思われるリストをサンプルとして持ってきたけど、実際は使い手の好みに合わせてリストが全然違うのも青トロンの魅力の1つ。*6
私も青トロンの魅力に取りつかれて以来、ほどんど青トロンばっかりイジっている。
青トロン、あなたも使ってみてはどうだろうか。
もっと知りたいって方は、私の個人的な青トロンを選んだ経緯や、魅力について語っているので、めちゃくちゃ暇な方は読んでみてください。↓
minami-noshima08.hatenablog.com
ではでは~。
注釈
*1:
"ちなみに、「トロン(tron)」というのは英語の接尾辞で「真空管」や「粒子操作装置」を意味する用語である。
これが転じて現在では「実験装置・実験室」といった意味でも使われるようになっており(Phytotron/植物育成実験室、Zootron/動物生理学用環境制御室など)、このことから、ウルザの塔、ウルザの魔力炉 、ウルザの鉱山の3つのウルザランドはウルザの実験室になぞらえて俗に「Urzatron」と呼ばれている。" MTG Wikiから引用
*2:
「緑トロン」
緑トロンはトロン系最強。長い間ティア1に居座り続けるデッキ。緑の特徴を活かした、土地サーチを駆使して早期にウルザランドを揃え、デカブツを投げつけてくる。
「エルドラージトロン」
エルドラージトロンは名前の通りエルドラージが軸となったミッドレンジデッキ。マナ加速が豊富でトロンが揃わなくても戦えるのが強み。コアなファンが多い。
*3:
*4:
*5:
*6:「青トロンには同じリストは存在しない。」とまで言われたりもするほど、バリエーション豊か